2016年11月03日
はじめてのぷちキャンプ!〜手作りピザとBBQ〜
暑い夏が続くかと思われた10月の早朝、東村で、「はじめてのぷちキャンプ!〜手作りピザとBBQ〜」を開催した。
会場は、畑や牧場と広大な敷地のある、東村の沖縄かぐや姫。海の見える高台。ボースカウトで屋外キャンプの豊富な経験のある、呉屋博丈先生を講師に、キャンプの未経験者やあまり経験のない方10人あまりの大人や子どもが集い、キャンプを始めた。
まずはテントを建てた後、アウトドア用手作りピザの生地づくりを始めた。それぞれ手に持ったビニールに、小麦粉を入れ水とイーストを適量加えながらこねた。
粘りがでたところで、土鍋のふたに手を加えた容器に入れ、火にかけた。
燃料の練炭に牛乳パックや松ぼっくりも加え、竈の作り方も工夫するなど節約しながら十分な火力の炎で調理した。
チーズやコーンをトッピングしたピザは大人気。子どもだけでなく大人も、自分でこねた生地がかりかりに焼き上がるのを今か今かと待ちわび、何枚も食べた。
食事と片付けの後は、竹藪の近くで、竹から箸をつくった。なたで竹をすぱっと切ったあと、それぞれがカッターナイフを持って地道に箸の形に整えていった。秋の穏やかな日差しのもと、黙々と、作業に皆没頭した。
夕暮れ時が近づいてきた頃、参加者はバーベキューとチキンの丸焼きの準備にとりかかった。
参加者で剥いて切ったニンニクとスパイスをチキンにまぶした。バーベキュー用の野菜を切り、燃料となる松ぼっくりを再び集めた。ロケットランプのための丸太の加工も行った。
チキンの丸焼きがダッチオーブンで火にかかり、皆の手が空いた時、ロープ講座が始まった。高いところから降りる時に足をかけられる縫い目が作れる結び方。なかなか自然にほどけないにもかかわらず人手ではすぐに解ける結び方など様々。参加者は四苦八苦しながらも、徐々に結び方を覚えていった。
日が暮れ、夜になった頃にダッチオーブンから美味しい香りが立った。網に火をかけ、皆でバーベキューの竈を囲み、夕食になった。暑くも寒くも無い中で、ロケットランプの火も見ながら、この日の体験などを中心に話が遅くまで弾んだ。
涼しい翌朝は、テントをたたみ、皆でスパゲティを作って食べた。元気に走り回る子ども達は、まだ遊び足りない感じもあった。皆もそんな余韻を残しながら、楽しくキャンプを終えた。
Posted by 琉球ニライ大学 at 22:39│Comments(0)
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