琉球ニライ大学ブログ

3月18日（日）ニライ大学の授業「はたらくカフェ」に参加した。場所は那覇市首里にある龍譚通り沿いにあるベジカフェ・シャンティ。こじんまりとしていて、席は10席ほど。ランチをしながらの授業ということでベジタリアンカレーを頼んだ。参加者がそろったところで各自の自己紹介から始めたが、ところでいつ食べる？となったので、それぞれが自己紹介をしている間に他の人は食べていましょうということになった。



自己紹介をしながら、自分がどのような学生時代を過ごしてきたか、どのようにして社会人になったか、どのような思いで社会人になったか、社会人になって考えたことを話す。自分のことについて話すというのは勇気がいることだが、安心して話せる雰囲気だったと思う。色々な人の人生について聞くことは、それだけでもとても有意義であった。

今日の先生＆コーディネーターである又吉さんは、キャリアコーチというお仕事をしており、「はたらく」に関するアドバイスを行っているとのこと。失業率が高い、離職率も高い等の問題を抱える沖縄で、「はたらく」事に対する悩みを抱える若者は多いそうだ。



今日のポイント一つ目は、自分と仕事の関係について考える時、どの職業（例えば銀行員、営業、教師、医者等）だからいい、悪い、と考えるのではなく、その仕事が自分の価値観を満たすかどうか考えることも大事で、それが満たされないと仕事に対する不満も解消されないということ。

仕事における価値観は８つのカテゴリーにわけられるとのこと。

専門（職人）／安定（組織人）／自律・自律（自由人）／全体性と調和（バランサー）／経営管理（幹事）／起業家的創造（新価値創造）／社会への貢献（社会派）／チャレンジ（チャレンジャー）



ポイント二つ目は、プランド・ハプンスタンスという言葉について。これは、人生にはいくつもの偶然の出来事があり、そこに何かのきっかけが隠されていることがあるということだそうだ。

偶然が何かを引き起こすかもしれないというと理解しにくいけれど、言い方を変えて、普段身の回りで起きる出来事にもっと注意を払う、学びを探す、興味があるものを見つけたら行動してみる等、毎日の出来事（偶然）を大切にすることで、充実した毎日を送ることができる、自分の目標が見つかる、目標に近づけると考えれば納得できるなと思った。

授業の最後に、各自キャリア・ライフプランシートを書いてみた。シートには仕事、能力開発、趣味・夢、プライベートの項目があり、5年ごとに区切る線がひかれている。皆はじめは中々ペンが進まない様子であったけれど、それぞれのプランについて話してみると、謙遜しながらもこんなことがしたいとワクワクしているようだった。



今回の授業は「はたらく」について考える入門編だったのかなと思う。これまでを振り返り、自分の価値観について考え、毎日の出来事を大切にする。これからも「はたらく」について考えていきたい。

レポート：　ちえ