2016年02月29日
「波の上」には何がある?~「波の上」から見る・見える・見えてくる世界~
久しぶりに晴天の日曜、琉球ニライ大学「『波の上』には何がある?~『波の上』から見る・見える・見えてくる世界~」にスタッフとして参加しました。
初詣ではおなじみの波の上神宮。2月に来たのは初めてでしたが、外国人観光客を中心に賑わっていたことにまずびっくり。聞いたところ、台湾や香港の方などが訪れお守りやおみくじを買っていくことから、4か国語のおみくじも登場したとのことです。
今回の授業、前半は若い神主さんを先生にして、参拝の方法からまず始まり、その後は神社を回りながら、沖縄での神社の歴史や波の上宮の成り立ちなどについてお話を伺いました。
護国寺の鎮守社だったとらしいとの創建の歴史や、沖縄の歴史上の人物を神としている神社も本殿のそばにあることなど初めて知ることも多くありました。
後半は、コーディネーターの金城さんを中心に、護国寺と旭ヶ丘公園にある様々な碑をめぐりながら、沖縄の歴史の一端に触れました。久米崇聖会での、関帝廟や蔡温の碑。琉球王朝末期に種痘を伝えたベッテルハイムとそのお弟子さんとなった医者の方の碑。明治維新初期の台湾出兵に関わる碑。島津氏の琉球侵攻の際に最後まで頑強に薩摩に抵抗し亡くなった三司官、謝名親方の碑。琉球音楽 野村流の碑など、多彩。
短い時間、狭いエリアの中で沖縄の様々な歴史の息吹を感じることが出来、寒い冬で例年より開花が遅れていた桜を眺めながら、春の訪れの兆しを参加者で温かく感じられた一日となりました。
琉球ニライ大学スタッフ 仲間直樹
Posted by 琉球ニライ大学 at 23:51│Comments(0)
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